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図40(a)に示すように、N極からS極に強い磁場ができているその中間に、導体ab,cdが前者は下から上へ、また、後者は上から下へ、X−X’軸を中心として反時計式に回転すれば図40(c)のフレミングの右手の法則によって、起電力はaからb,cからdに向いて電流が流れる。また、このコイルが半回転した場合も図40(b)のように、dからc,bからaというように電流が流れる。このことは負荷からみれば電流は常に同一方向に波をうって一定方向に流れている。この理由は図中のS1S2のように輪が二つ割りになって、これに接触しているB1B2(ブラシ)から電流を取り出しているためである。この場合コイルは一つであるから輪は二つ割りだが、実際にはコイルは多数に巻かれているのでその数だけ輪は割れている。これを整流子(コミュテータ)といい、直流を得るための必要条件であり、その片を整流子片といい、整流子片の数が多いぼ卓電流の波は滑らかになる。上記においてN極、S極の強い磁場を作るために磁極鉄心にコイルを巻いて、直流電流を流せば強い磁場ができる。このコイルを界磁巻線という。また、上記の電気を発生するコイルは、実際には円筒状鉄心に巻きつけてあるので、これを電機子巻線という。以上述べた電機子巻線、磁極界磁巻線、ブラシ、整流子などは直流発電機には欠くことのできない電気的要素である。
(ii)交流発電機

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図41 交流発電機の原理

図41に示すように、N極からS極へ強い磁場ができていることは図40と同様でその中間に導体ab,cdが前者は下から上へ後者は上から下へ、X−X’を軸として反時計式に回転すれば前記で説明したとおりコイル中に電流が流れる。この場合電流の取出しは図41(a)も図41(b)もR1及びR2の完全な輪(集電環、スリップリング)からB1及びB2なるブラシを通じて負荷に電流を送る。しかし図41(a)と図41(b)とでは電流の値は同一でも、その方向は半回転毎に反対である。即ち、左図のような波形となるので、これを

 

 

 

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